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自己紹介


現在、作者は日本で暮らしています
このコンテンツはブラジル時代のものです

元パラー州在住。

アマゾン川本流沿いに開かれた小さな町で日本語を教えています。
最寄の町まで高速船で3時間という土地柄ゆえ、なかなか「外」に
出るチャンスがありません。が、文明の利器のおかげでみなさんと
つながることができています。

「どうしてそんなアマゾンの田舎に女性一人で行くことになったんですか?」
っていうメールを時々いただきます。もう1年以上前のことになるんですけど、
記憶をたどってみました。

アマゾン派遣は全く、私の意志と関係ないところで決定されてました。
日本語教師をするために他に強い希望の地があったわけでもありませんでした。
面接の時に「もしもあなたがアマゾンの奥地なんかに飛ばされたらどうします?」
って聞かれて、私は受かりたい一心に「もちろん平気です!
熱帯に住んだ経験もありますし、なんでも食べられるし、
アマゾンは憧れでした!!」(このときたぶん涙ぐんでいたと思う)
まで言ってしまった記憶があります。別にウソではないんですが。
おそらくそこで「アマゾン派遣要員」の
ハンコおされたんではないか、と確信しています。

合格通知が届いて、派遣地をみたとき、聞いたことのない地名と、「最寄の町から
の交通手段と所要時間」の欄に「河船で5時間」という記述に当惑しました。
かせん?ということは、河の近く?
私は地図を広げて迷わず南のパラナ川やラプラタ川などを隈なく探しました。
あるわけないです、アマゾン河です。
中学の時の社会科地図の「熱帯雨林」に塗られた黄緑色地帯にその地名を
発見してしまったときには…何といったらいいか…。頭の中は
こどものころにテレビで見た、探検隊の人々がワニや大蛇に驚愕する姿(効果音つき)、
集団で襲うピラニアなどでいっぱいになり、
インジオがたいまつをもって私のまわりをほっほいいながらまわり始め
ました。今思うと、恥ずかしいくらい偏った知識。そして、日本のアマゾン紹介番組の
影響の強さに危険を感じます。まぁ、そういうのを私が好んで見ていたんですけど。

そこから、自分で最終決定を下すまでが大変でした。
受かったのはうれしいけど、なんだかババをひいてしまったみたいで悔しい。
恐ろしそうだけど、覗いてみたい気もする。
結局、会社の先輩に相談したところ「アマゾンに暮らせるなんて、そんな最高の
ネタはないよ!」ということばにくすぐられて(騙されて?)今、ここにいるのです。

実際にきてみたらインターネットは使える、電気もガスもテレビもある、なーんだ
どうってことないじゃん、ということを伝えてしまうこの発信が、皮肉にも、
期待していた皆さんをがっかりさせてはいませんか??
「秘境アマゾン」というのは日本の多くの人の「秘境にしておきたいアマゾン」と
いうことではないかな、と思ってしまいます。


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