夏だ夏だ!
って、ここじゃ毎日夏なんだけど、どうも近頃「日本の夏」がサウダージなのです。
正しい「日本の夏」ってなんだといわれれば、これです。
夏祭り。かぜあざみ。少年時代。氷で冷えたラムネ。花火。焼きイカ。金鳥。
ふうりん。ラジオ体操。わらびもち。まんど。すいか割り。あさがお観察。焼肉。
ちょうちん。市民プール。くろんぼ大賞。風にゆれる縁側のレースのカーテン。
アナタ、ずいぶん年取ったね、という感じですね。思い出が年少化している。
そういえば今年で3年、日本の夏を留守しています。
もしずっと外国暮らしをしていたら、だんだんこういうふうにセピア色の想い出に
なっていくんだろうか。
どうして最近日本の夏なのか、というと、
日本から届く夏モードのメールはもちろん、
今ちょうど読んでいる宮本輝の「泥の川」とか、
夢枕獏の「陰陽師」にでてくる平安時代のおくゆかしい夏の頃とか、
ここの文化協会ですすめている「日本の夏祭り」の話題に盆踊りの練習とか、
日本からもってきたアサガオの花の朝とか。
の、せいなのだろう。
さっきお隣の家から、ちりん、となにか薄いガラスの空きビンが転がる音が聞こえた。
瞬間、ちりちりと風に吹かれるガラス風鈴の屋台風景がひろがってしまった。
今日はこどもたちに「暑中見舞い」をかかせよう。